先日チームミーティングをしていて、チームメンバーの悩みに「雑談のネタに困っている」というのが複数ありました。

 面白い事に「雑談のネタに困っている」というメンバーは現在、数字はやや苦戦中。逆に「雑談に困っていない」と言うメンバーは数字が順調でした。

 そして、「雑談のネタに困っている」というメンバーは、得意先の担当者に興味が持てない。逆に「雑談に困っていない」メンバーは、得意先の担当者に興味を持つように努力していると真逆でした。

 また先日、電車に乗っている際にこんな話が聞こえてきました。上司と部下らしい二人の会話で、部下の悩みは同僚から嫌いなメンバーがいるので配置転換して欲しいと言われていますと言うような事でした。
 
 その際、上司が言ったことは「仕事とプライベートは別だよ。俺だって〇〇さんに個人的な興味はないけど、同じ目的に向かって仕事をしている仲間じゃない。」

 つまり、個人的な興味と仕事として興味を持つのは別の事。仕事として興味を持つのは努力してする事。という趣旨でした。

 これは、冒頭の雑談にも当てはまると思います。私は現在45歳ですが、得意先には20歳代のご担当者もいらっしゃいます。当然、何も考えずに普通に雑談しようとすれば話は全く合いません。なにせ親子ほども歳が離れているのですから。

 だから、私はその20歳代のご担当者と商談する時は雑談のネタも準備します。なぜなら準備しなければ話せないからです。

 それを聞いた「雑談のネタに困っている」メンバーは驚いていました。いつも準備、準備と言ってますが、雑談にも準備が必要ですかと。
 
 今度は逆に私が驚きました。何も準備しないでノーガードで行くのかと・・・。それでは商談がうまくいくはずがありません。

 雑談(アイスブレイク)がぎこちなければ、商談はぎこちないまま始まって、しっくり行きにくいものです。

 商談はゴールを先に設定して、そこに行きつく為のシナリオを逆算的に考えなければ(準備しなければ)うまくいかないものですが、それをスムースに運ぶためにも雑談(アイスブレイク)は重要で、その為の準備はもちろん必要です。

 たかが雑談。されど雑談。契約の第一歩である雑談(アイスブレイク)の準備をしてみませんか?


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