何事にも心得(普段からの準備)というものがあります。チャンスが来てから、事が起こってからでは遅い(間に合わない)からです。
 
 今日、ちょっと象徴的なことがありました。ある営業マンがおしゃれなクールビズの紺色のポロシャツを着ていたので、おしゃれだね!と少し話をしていたのですが、5分後暗い顔をしているのです。

 聞けば、トラブルが発生してこれからお詫びに行かなければならないんです。先輩みたいに白シャツで来たらよかったと言います。ジャケットを持っていなかったので聞くと、持って来ていません。ネクタイもですと。

 彼の部下も一緒にいたので、頑張ってとしか言いようがなかったのですが、営業マンの心得に関してある話を思い出しました。

 一見派手に見える広告代理店、そのトップに君臨する電通の営業マンは実は基本的には白シャツである。理由は、いつ何時、冠婚葬祭、クレーム対応が発生するか分からないから。ちなみに黒ネクタイ、喪服も会社に常備しているそうです。

 似たような話では、月曜は白シャツでスーツもダークなものを着ると話していた営業マンがいました。最近は当日に葬儀を行うケースは減ってきてるようにも思いますが、休みの間は情報が入って来にくいので月曜は用心して準備しておきますよ。という意味合いです。

 先程の広告代理店営業マンの心得は、得意先に生意気だという印象を持たれないためにスーツも高級スーツは着ない(いつ力作業が発生するかもしれないし!)。タクシーに乗っても得意先の少し前で降りて乗りつけるような姿は見せない。というものもある様です。

 備えあれば患いなし。得意先に良い印象を持たれるためにも普段の営業マンとしての心得を少し見直してみませんか?

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