先日、新入社員の日報を見る機会があったのですが、皆さんの会社でも日報やそれに類似するものを毎日提出していますでしょうか?

 日報と聞くと手間なもの面倒なものという感じで、書いている営業マンにとって何の利益もない様な声も多く聞かれます。

 ちなみに、その新入社員の日報は感想に終始しており一週間前に反省として書いていた事柄を再度、書いているなど辛口に言うなら、私は成長しておりません!と上席に対して宣言している様な内容でした。

 では、そもそも日報とは何の為に書くもので、書いている本人(営業マン)には何の利益もないものなのでしょうか?

 日報の役割の一つは会社(上席)への報告です。書く際のコツとしては要望(助けて欲しい事)を書いておくという事でしょうか。

 2つ目は商談記録として、証拠になるという事実があります。あまり考えたくはありませんが、裁判になった際に日報に書いてあれば証拠になります。

 3つ目は自分の反省、振り返りと改善の為に書くのですが、この視点が抜けている為に日報を軽視する方が残念ながら少なくありません。

 3つ目の自分の為に書く際のコツなのですが、冒頭の新人社員の様に感想を書いて日記にしてしまってはいけません。

 日報と日記は全く違うものです。日記(感想)をいくら書いても改善(成長)はしません。

 日報は自分の1日を振り返って改善事項の抽出まで行うから意味があるのです。
 
 話の持って行き方の様な技術的には、どうだったか?また、精神面では?など商談結果に影響したであろう事項を検証するからこそ価値があるのです。
 勿論、改善事項は実行しなければ意味はありませんが…

 どうせ書くなら意味あるものに。3つ目の日報と日記の違いは重要です。

【まとめ】
日報(商談結果の分析)と日記(感想)は全く別もの。どうせ書くなら、自分の成長につながる様に商談結果の分析として日報を活用しましょう!