営業マンと社内スタッフの意見はよく対立するものです。なぜなら営業マンは得意先の立場に立ち、どちらかと言えばリスクを取ります。対して、社内スタッフはリスクをなるべく避けて社内事情を優先させようと考えるからです。

 営業マンと社内スタッフの議論が紛糾する時、皆さんはどうされるでしょうか?

 営業マンは会社の顔であり代表ではありますが、得意先の唯一の代弁者(得意先側の人)です。

 つまり、営業マンが諦めると得意先の要望は100%潰えてかなわなくなってしまいます。

 私の先輩カリスマ営業マンは、よく「得意先を守れるのは営業マンだけ。営業マンは絶対に諦めてはいけない」と言っていました。

 たとえ、それが無理無茶のたぐいだとしても、スタッフ全員がさじを投げようとも最後まで必死に戦い得意先を守るのだと。

 そんな事を何となく頭に入れていたのですが、最近スタッフに足を引っ張られトラブル、クレームが頻発したとある営業マンの言葉にハッとさせられました。

 その営業マンは若いのですが、どの得意先からも信頼の厚い素晴らしい人なのですが、こう言いました。

 今回、会社が販売を奨励しているとはいえ、品質が不安定だったにもかかわらず確認不足で売ってはいけない商品を売ってしまった。見抜けなかった自分のミスだった。得意先に迷惑をかけた。得意先を守れなかったと。

 この言葉を聞いた時、私は先輩カリスマ営業マンが社内で必死に戦い「得意先を守れるのは営業マンだけだ!」と言っていたのを思いだし体に電流が走りました。

 トップ営業マン、得意先から信頼が厚い営業マンが共通して持っている気持ちは、そういう気持ちなのです。皆さんは日々どの様なお気持ちで得意先に接していますか?


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