今月は営業講座を続けていますが、今回はひと休みで、いつものコラム形式です。

 先日、請求書を渡す為だけに時間をかけて得意先へ行って来ました。

 そういうと、わずか5分の為に効率悪いよね。郵送したらいいのにと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、私は大満足でした。

 それは今後、狙って行きたい案件の現状をつかみたかったからで、それがある程度把握出来た上に得意先から、また相談すると思いますと、自社が土俵に乗っている事が確認出来たからです。

 現状のポジションが分かれば、対策が打ちやすいのは言うまでもありません。

 この5分、偶然でしょうか?もちろん私も確信があった訳ではないですし、まだ受注が取れて契約した訳でもありません。

 お伝えしたかったのは、会社で考えても分からない時は現場(得意先でも売場でも)に行くべきだという事と、そんな小さな事の積み重ねが受注(契約)につながるという事です。
 何も派手にプレゼンテーションする事が営業の仕事ではありません。受注(契約)する事が営業の仕事なのですから。

 三現主義(現場、現物、現実)の現場。急がば回れ(小さな努力の積み重ね。当たり前を地道に継続する)が意味する積み重ねは、やはり重要なのです。