人は同じ意味合いのことを言われても、言葉遣いひとつで気分よく出来たり、腹が立ったりするものですから、営業マンは得意先、取引先、社内において、普段の言葉遣いひとつにも気を使うものですよね。

 例えば、何かを依頼するにしても、「していただけますでしょうか」と、「していただけないでしょうか」では、後者の方がより柔らかく、お願い度合いが高く感じるなどです。

 ところが、そんな気遣いの出来る営業マンも含めて多くの人が何気なく、本当に無意識に使っている言葉で他の言葉に変えると非常に気持ちのいい言葉があります。

 それは、「すいません」「ごめんなさい」という言葉なのですが、営業マンに限らず何気なく「すいません」と言っている人は非常に多いと思います。

 謝罪の意味ではなく、何かをしてもらった際の感謝の気持ちとして、恐縮している事を伝える意味でも「すいません」は本当によく耳にします。

 ただ、いつも「すいません」と言っていると潜在意識の上で卑屈になるような気がします。これは、長野慶太氏の著書「営業マンは絶対、謝るな!」で書かれている事なのですが、私もなるべく「すいません」と言わずに「ありがとうございます」と言うように心掛けています。

 失敗を指摘されても「すいません」でなく、「ご指摘ありがとうございます」と言ってみると長野慶太氏が言っている様に、以外にいけるものです。人は「ありがとう」感謝される方が気持ちがいいのかもしれません。

 同じ謝るにしても、「恐縮です」「失礼しました」で済ますのと、「すいません」ではトーンが違う様な気がするのです。

 私も昔はよく謝っていましたが(「すいません」を連発していたのですが)、ある時、取引のある代理店の方に、そんなに普段から謝っていたら、本当に謝罪する時はどうするのですか?と言われてはっとしました。

 要は「すいません」と口では言っても、相手は見抜きます。ならば、失敗などを指摘いただいて事故になる前に気づかせていただいて助かりました(ご指摘ありがとうございます)でよく、普段の言葉遣いは「ありがとうございます(感謝)」の方が、気持ちよく営業出来るように感じます。

 気持ちよく営業出来た方が、数字は伸びる様な気がします。「すいません」を「ありがとうございます」に変える手法、試してみませんか?


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